カワセ楽器のマスターです。おそらくトップはスプルース、サイドバックはローズウッド、ネックはマホガニーで指板はエボニーだと思います。スプルースは目が細かく、ラッカー塗装でマーティンクラックがびっしり入っています。トップ2箇所目立った傷がありますが、ノークラックです。マスターは、オール単板で割れ止めがないため、サイドが割れているものがよくありますが、こちらは割れていません。トップが若干膨らんでいますが、カワセ楽器の主人曰く、経年変化でこの程度なら問題ないとのことです。3万円かけて、フレットを新しくしてもらいました。ネックの状態も問題ありません。弦高は、普通です。音は、とてもいいです。バランスがよく、透明感があってサスティーンが長く、ずっと弾いていられる心地よさがあります。1967年と1979年のD28を所有していますが、79年のドンシャリよりもバランスがよく、67年のサスティーンの心地よさに近いものがあります。ジャパンヴィンテージに興味があった時期に、多磨とカワセの素晴らしさを知り、縁あって譲っていただきました。前評判通りの素晴らしさに、さぞ特別なギターかと期待してカワセ楽器の主人に聞きましたが、「昔の材と職人はいいから音がいいね。」と言われわしたものの、昔のカワセ楽器の作品にとっては特別ではないようです。プロも使うだけあって、カワセ楽器恐るべしです。名も型もないギターですが、音は本当に素晴らしいです。いろいろ書いても分かっていただけないと思い、自分の中では異例ですが、返品可にしました。弾いて納得いただけなかったら、返品してくださってかまいません。送料は負担していただきますが。いろいろなギターを弾いてきましたが、主観ですが、このギターは素晴らしい鳴りです。出番があまりないための出品です。ローズウッドの音が好きな方、音重視の方に大切に弾いていただき、このギターが生かされることを期待しています。他のオークションでも出品しているため、途中で辞めることがあります。中古品ですので、ジャパンヴィンテージに理解のない方や神経質な方は入札をお控えください。よろしくお願いします。